社会学者(羽衣国際大学教授)・タレント
人権問題/多文化共生/ダイバーシティ/コミュニケーション/国際経済論/アジア経済論/地域経済論
スリランカ
親日国スリランカ、世界遺産キャンディ市生まれ。高校生の時に留学のため、父が家を担保に借りた7万円と片道切符を手に来日、第二の人生がスタート。
来日1年で、日本語能力試験1級試験に合格し、留学生第一号となる、新聞奨学生をしながら文武両道の大学生生活を送る。在学中は全日本空手道連盟公認四段、公認指導員や審判員資格を取得。また多数の弁論大会で優勝し“スピコン荒らし”とあだ名がつく。
立命館大学経営学部を学部総代で卒業。名城大学大学院に進み商学修士号、龍谷大学大学院で経済学修士号と経済学(民際学)博士号を取得。日本国籍を取得。出家得度。
タレント活動としては、近未来の日本を描いた映画『地球のヘソ』で主演。ワッハ上方で高座デビューし、「初代社会人落語日本一決定戦」準優勝で異色の落語家として注目され、フジテレビ「ペケポン」などで人気となる。
大学教授、タレント、随筆家、落語家、講演家、空手家、スリランカ人や子育て父など多くの顔をもち合わせ、その意味で「Mr.ダイバーシティ」などと言われることも。
株式会社グローバルコンテンツ代表取締役、山口県立大学国際文化学部准教授などを経て、現在は主に、羽衣国際大学現代社会学部教授として務める傍ら、テレビ・ラジオなどで活躍。情報・報道番組のコメンテーターからバラエティ番組まで幅広く出演。出版多数、ウェブ ニュースなどの書き手でもある。
さらには、主に「“ちがい”を楽しみ、⼒に変えよう」(多様性と包摂・包含:Diversity & Inclusion)をテーマとする「ダイバーシティ・スピーカー(多様性の語り部)」として)全国各地で積極的に講演活動を⾏う。
ボランティアで献血推進活動などに積極的に取り組んでいる。
・違いを楽しみ、力に変えよう
私たちは、周りの「違い」と「変化」しかない世の中で生き、生かされていて、そこから逃れることはできません。多様性と環境の変化を受け入れることが人間としての豊かさを育みます。多文化共生とは、「する・しない」「したい・したくない」という選択ではなく、「どのように共生し、どのような社会を目指すのか」ということです。“ちがい”と正しく関わり、“ちがい”を受け入れて、”ちがい”を力に変える。新たな豊かさや活力を生み出す、価値観の多様性についてお話します。
・日本で知った幸せの値段
「日本で知った幸せの値段」(講談社)の著者です。スリランカに生まれ、幸せを求めて30年前に7万円と片道切符で来日。新聞奨学生などアルバイトしながら大学通い、経済学博士・大学教授になる。少数言語者への情報発信や地域活性化のためのインバウンド事業など社会的企業を立ち上げる。全国空手道連盟の空手の指導員資格をもつ一方で僧侶でもある。おそらく誰よりも幸せなりたいと執着した者が語る、日本の幸せとは何かについて、誰でも参考に出来る幸せになるための方程式とは何かについて語ります。
・“ちがい”を楽しみ、明るい職場に
日本全体として働き方改革、生き方の質的向上が求められている昨今である。日本企業において、かつての「日本的経営」と称された終身雇用や年功序列は必ずしも期待できないと同時に、雇用形態の多様化も進んでいます。女性の社会進出に、外国人の雇用、さらには生涯現役も珍しくなく、職場の人的多様性も常識と化し、さらに進むことも明らかです。目まぐるしい時代の変化、そして対人的な違いに満ちた職場内外において「違いと変化を知り、正しく関わり、学び、力に変える」ことが楽しい職場づくりにとって必要不可欠です。具体的なヒントとともにお話しします。
・地域活性化に国際化の視点
「違い」の有効利用こそが今の日本の最大の課題です。同級生、地域住民、仕事の同僚が外国人であることが当たり前の時代。それぞれ「違い」のある者同士が、違いについて語り合い、刺激し合い、学び合い、取り入れることで、持続可能で、笑顔が溢れる職場や社会になるのです。「違い」との正しい付き合い方とは何か。「違い」をどのように活かしていくべきか。外国人などの自分たちとは違う仲間を迎えることに迷っている地域社会、企業、団体にヒントとなる(ような)提言をいたします。
・“共笑”な時代のコミュニケーション
なぜコミュニケーションが必要なのか。それは私たちの周りには同じというものがなく、違いしかないからなのです。新時代のコミュニケーションとは何か、何に気をつけるべきなのか。普段生活している家庭や職場、地域社会のなかで、共に生き、共に笑える人生を送るために、「違い」と「変化」と正しく向き合いましょう。「違い」についてよく学び、育ち、活かし、成長につながっていくことで、それぞれの「発展」、「平和」、「持続可能性」や「笑顔」が待つ、〝新″時代を作っていきましょう。
・SDGsにおける多文化共生
世の中は問題に満ちていて、このままだと日本も世界も続かない、いわば持続不能な病に侵されています。そんな中、世界が合意した2030年に向けての貧困や飢餓、気候変動、平和的社会など17つの項目で成る持続可能な開発目標「SDGs」が注目されています。自然界も人間同士も持続可能で共に笑える世の中を目指します。世界の問題を知るだけに留まらず、「誰一人取り残さない共笑な世をつくるには、誰一人残らず世界の問題に関心をもって取り組む必要があります。私たちが一人ひとりが出来きこと、日々の心構えがどうあるべきか。「情けは人の為にならず」、世の中の問題解決に向き合うことは自分の幸せにも繋がっています。
・安全な組織の新時代コミュニケーション
仕事上の人間関係トラブルやヒューマンエラーによる事故をなくすのに最も必要なのは実は異文化力を鍛えることです。私たちの周りは違いと変化しかなく、それらと正しく関わる日頃の心がけ、習慣や生き方が出来るか否かがで、企業安全はもちろん、組織、家庭や個人の成長、発展や幸せが決まります。ヒヤリアットを、私たちに強さ、やさしさ、しなやかさ、美しさや豊かさは、もちろん、安全・安心をもとらしてくれるセレンディピティ(幸運)にする方法を伝授いたします。
・世界一の親日家ジャヤワルダナ大統領
その名はJ.R.ジャヤワルダナ、初代スリランカ大統領でもあります。1951年、戦後日本について話し合われたサンフランシコ講和会議で、「憎悪は憎悪によってではなく慈愛によってのみ止む」と演説し、戦後の対日賠償権を放棄するよう、日本の国土の四分割案を止めるよう声高々に訴えた人物です。その場にいた吉田茂首相が涙したと言われます。ジャヤワルダナ氏は生涯を通して日本を愛し続け、90歳でこの世を去った時には、自分の角膜を日本人にプレゼントているのです。私たちは世界一の親日家の生き方を知り、今の時代を生きる私たちにも出来る、人間同士の垣根を越えたつながり合った豊かな生き方についてお話しします。
・コロナと人権
コロナは社会に人権について学ぶきっかけとなった。社会の差別構造をより表面化させ、今まである程度固定化されていた差別の対象が流動化した。誰でもが被害者にも加害者にもなりうる時代となった。ウイルスそのものよりも恐怖からやってくる他者に対する攻撃が国内外において大きな問題となった。「21世紀は人権の世紀」と言われ、多くの人権的な課題解決が求められている。万人が今回のコロナの経験を経て、成長を遂げ迎える「ポスト・コロナ時代」こそ人々が心の底から他者に対しても思いやりをもてる本当の「人権の世紀」の到来となると大いに期待したい。
・世界初の女性首相が誕生した国からの託け
日本で、女性活用やダイバーシティなどが叫ばれて久しいが、まだまだ課題が山積みである。世界で初めて女性首相が誕生したのは、私の母国でもあるスリランカです。それも今から50年以上も前の1960年。世界で母と娘が国家首脳になった唯一の国もまたスリランカと言うことになります。ダイバーシティ&インクルージョン(多様性と包摂)を学ぶに関して「スリランカ」ほど優れた教科書はない。教師としても反面教師としてもスリランカから日本が学べることが満載です。「世界一の親日国」スリランカからのことづけに少し耳を傾きませんか。
・「アヌーラ」日本最高齢の象さん
日本人とゾウさんとの関わりの歴史は実に面白い。長きにわたって日本人に夢と希望と元気と癒しを与え続けてき象さんたち。日本に住んでいる最高齢のゾウさんをご存知でしょうか。それは東京の多摩動物園に住んでいるアヌーラーなのです。60年以上も前にスリランカからやってきた彼、この長老は、日本に何を伝えようとしているのだろうか。そこには今の時代が最も欲して止まない「多様性と包摂」のメッセージがあります。日本と象さんの歴史などと合わせてアヌーラが喋らずして我々に伝えているメッセージを分かち合いませんか。
◆テレビ◆
TBS 「世界ふしぎ発見!」 「Nスタ」
NTV 「世界一受けたい授業」
CX 「笑っていいとも」「バイキング」「新説!所 JAPAN」「ネプリーグ」 「セカイでニホンGO」「テレビ寺子屋」「たけしのニッポン人白書」「VS嵐」「ペケ×ポン」「知りたがり!」「Mr.サンデー」
EX 「Qさま!!」
MX 「モーニングCROSS」
NHK 「クローズアップ現代」「視点・論点」「ぐるっと関西」「ラジオ深夜便」 「世界遺産ドリーム対決!」など多数
◆ ラジオ◆
TBS「TOKYOナイツのちゃきちゃき大放送」「大沢悠里のゆうゆうワイド」
QR 「くにまるジャパン」「飛べ!サルバトール」
TFM 「未来授業」
LF 「垣花正のあなたとハッピー」「テリー伊藤のフライデースクープ そこまで言うか!」
NHK「ラジオ深夜便」「フレッシュ・トーク」「関西ラジオ夕刊」 「関西ラジオワイド」 など多数
◆映画◆
「地球のヘソ」(主演)(2008年)
「いちげんさん」(2000年)
◆連載◆
にしゃんたの「東方見聞録」(Yahoo!ニュース)
『日本で知った『幸せ』の値段〜無一文の留学生が、大学准教授になるまで〜』講談社。
『留学生が愛した国・日本』現代書館。
『ブッダと歩く神秘の国 スリランカ』キノブックス。
『日本的経営は海を越えられたか!?』ふくろう出版。ほか多数