平和の語り部/ノンフィクションライター
人権、平和
カンボジア
1964年、カンボジア・首都プノンペンに生まれる。ポル・ポトによる暴政により
両親・きょうだい4人を失い、みずからも強制労働下でマラリアにかかるが、
死の瀬戸際で一命をとりとめる。
ポル・ポト政権崩壊後タイ国境のカオイダン・難民キャンプに脱出し、
1980年に来日。16歳で神奈川県の小学校に編入。24歳で日本人男性と結婚。
2005年、母姉妹が亡くなったカンボジア、コンポン・トム州ストウン郡の
「キリング・フィールド」で僧侶を仲立ちに、当時の村民(加害者)と共に
合同慰霊の儀式を行う。故郷プノンペンのランカー寺に家族と現地の犠牲者のための慰霊塔を建立。
2019年2月かつての自分たちを迫害する側にいた元村長の男性に会いに行き「対面・対話・和解」をはたす。
現在、戦争体験の当事者として教育機関を中心に各地で講演活動を行っている。
「命さえあれば、人生が何度でもやり直せる!」
「世界には生きるために命をかける子どもたちがいる」
「平和は対話と赦しから」
「戦争孤児と難民を経験して」
「虐殺と差別を超えて」
【受賞歴】
2018年「第22回女性文化賞」受賞
【ラジオ】
NHKラジオ深夜便(2回)
NHKラジオビタミン(生放送)
【テレビ】
NHK教育テレビ「こころの時代」
NHK教育テレビ「ウワサの保護者会」
『色のない空』春秋社(絶版)
『虹色の空』(春秋社)
『19歳の小学生』(メディアイランド)(長女 久郷真輝と共著)
『虹色の空』(カンボジア語版)