津軽三味線演奏家/津軽三味線踊正太郎流家元
人生・伝統芸能・福祉
茨城県石岡市
生まれながら視力がなく、踊りを教えていた祖母の稽古場で民謡や三味線を聴いて育つ。
3歳のとき茨城県芸術祭で民謡・秋田小原節を唄って初舞台。
6歳から津軽三味線を井坂斗絲幸師に学ぶ。
16歳で津軽三味線全国大会に初出場ながら6位で衝撃的デビューと話題になる。
更なる津軽の音を求め、青森県弘前市の名人・山田千里師の内弟子となる。
20歳から津軽三味線全国大会でチャンピオン三連覇。
古典曲を得意とするも音楽センスに定評があり様々なジャンルと共演する。
独得の奏法は重厚かつ繊細な音色を醸し出し、感性豊かな奏者として活躍中!素朴な語り、温厚な人柄が人気。
「津軽三味線とわたし」
なぜこの道を進んだのか。津軽三味線にかける熱い思いと、その歴史や聴き所を解説します。
「なぜ揺さぶる津軽三味線音色の魅力」
吹雪の大地で盲目の坊様は三味線一つで人の心を揺さぶり命を繋いできました。時代は流れ、演奏スタイルが変わり、今は誰かの生きる糧になっているかも知れない。津軽三味線にひそむ様々な音色に耳を傾け、元気と勇気を取り戻してほしいと思います。
「欄干のない橋を渡る」
見えないことは不便!見えなくても見ようとする意識や感性で、力強い津軽三味線の音の波動が会場に充満し、五感が研ぎ澄まされます。
その他に「つがるしゃみせんって、なあに?」、「津軽三味線って、どんな楽器?」のような授業時間や対象に合わせたレクチャーも行っています。
【出演歴】
「不屈の闘志で夢にチャレンジ」(NHKアーカイブス)
「不屈の出発~津軽三味線にかける青春~」(NHKプライム10)
「ドキュメンタリー人間劇場 津軽三味線が光をくれた」(テレビ東京)
「いばらきわいわいスタジオ・旬の人」(NHK水戸)
【受賞歴】
2008年 津軽三味線日本一決定戦 日本一の部第1位
社会福祉法人視覚障害者支援総合センター 第6回チャレンジ賞
2016年 第10回塙保己一賞 奨励賞
2018年 第1回新しいいばらきづくり 表彰
【CD】
しゃかりき(インディーズ・メーカー)
Hibiki(インディーズ・メーカー)
YO! FANTASTIC!!(インディーズ・メーカー)
津軽五大民謡(キングレコード)
津軽三味線(キングレコード)
ときわ(キングレコード)
茨城のうた (キングレコード)
母さん、ぼくに光をください―津軽三味線にかけた盲目の少年の夢 (ポプラ社)